しゃべり多め、中身少なめ

雑記的な、備忘的な駄文を投下します。

街から光と音が消えた日~北海道地震、大停電~#1

▼久しぶりの北海道へ
2018年9月5日(水)、数日に渡り日本列島を襲った台風21号はハイスピードで北海道を抜け、この日から帰省予定だった僕の搭乗するJetstarは定刻通り順調なフライトだった。
4日間の北海道滞在、短いけどめいっぱい楽しもう…!!
そんな期待は着陸早々、出鼻をくじかれることになる。

▼台風の影響でいきなり足止め

新千歳空港到着後、のん気によつ葉のソフトクリームを食べ(超ウマい)、さてそろそろ札幌まで出るべかな~と空港地下のJR乗り場へ行くとどうも様子が変だ。
駅員さんから、台風の影響で鉄道が午後まで運休していることを知らされる。
なんと、そんなにひどいのか…!
まぁバスもあるし、仕方ないかと今度は1階のバスチケット売り場へ。

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え゛え゛っ、これバス待ちの行列…?
100人200人どころではない、新千歳空港の特徴的な弧を描く形のフロアの、ほぼ端から端まで、バス待ち、そしてレンタカー待ちの長蛇の列だった。
とりあえず並んではみたものの、販売機ではなくカウンター対応のみため遅々として進まず。
しかたない、ちと懐は痛いがタクシーにするか。。。

▼傷痕は予想以上

10分ほど行列に並んですぐに嫌気がさした僕は、空港の外に出てタクシー乗り場の列に陣取った。
なんせ広い北海道、移動距離を考えるとバスや鉄道でなるべく交通費は抑えたくなるもの。恐らくみんなそう考えていたのだろうか、並んで程なくしてタクシーに乗ることができた。
札幌までの道中、僕は車窓から見える景色に息を飲んだ。
多くの樹々たちが前日の台風で折れたり、根っこからなぎ倒されたりしている。
中には人力では枝葉を揺さぶることさえ難しいような太い幹の樹まで痛々しい姿でへし折れていた。風の力ってこんなに凄まじいのか。
ちなみに国道36号を走って福住で地下鉄に乗るルートで移動し、割引込みで約8,500円だった(北海道のタクシーは5,000円を超えると3割引になる)。
タクシーで長距離を移動したことがなかったので、この基準は今後の移動の参考になりそうだ。バスや鉄道の数倍のコストにはなったものの、空の便をLCCで浮かしておいたのでまぁやむなしとしよう。
移動中にタクシー運転手さんが言っていた「いやぁ内地の災害は怖いよねぇ。北海道が一番安全ですよ」というセリフが後々のフラグになるとはこの時は知る由もなかった。